開業支援事例|05

かわかみ整形外科クリニック 様

ご紹介

  • ドクター: 川上 亮一 先生
  • 医院名:かわかみ整形外科クリニック
  • 標榜科:整形外科・リハビリテーション科・形成外科
  • 開業:2020年
  • 開業エリア:福島市

インタビューの内容

かわかみ整形外科クリニック院長 川上先生にインタビューのご協力をいただきました。
開業当時を振り返りながら、開業時に苦労されたことをはじめ、現状の課題や今後の展望をお伺いしました。
これから新規開業を検討されている方の参考になれば幸いです。

 

インタビュー開始

開業支援ご利用のきっかけ

インタビューアー

それでは川上先生へのインタビューをはじめさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
まずはじめに、いまいメディカルグループへ開業コンサルティングを依頼された経緯を教えてください。

川上先生

よろしくお願いします。

開業を検討するにあたり、医療従事者を対象とした某医療ポータルサイトのサービスを利用しておりました。そこからお問い合わせした際、複数のコンサル会社の担当者から連絡をもらったのですが、その中のお一人が「いまいメディカルグループ」の代表である今井社長でした。

ほかの会社の方ともお会いしてご相談の場を設けていただいたのですが、その中でも今井社長には群を抜いて強い熱意を感じ、とても惹かれるものがありました。また、年齢的にも私と近く親近感がありました。そのときに、依頼することはほぼ決まっていたように思います。

とても印象的だったのは、今井社長ははじめの段階で事前に色々下調べをしてくださっていたことです。その姿勢を見たときに、これから一緒に仕事をしていくパートナーとして、いまいメディカルグループさんへ依頼しない理由は見当たりませんでした。

 

開業時に苦労したこと

インタビューアー

開業時、とくに苦労したこと、大変だったことはなんでしょうか?

川上先生

まず1つ、あげるとしたら「土地探し」です。その他の先生方もそうであろうと思うのですが、クリニックを開業する場所の選定にはとても苦労しました。1年くらいは探したのではないかと思います。
いくつか候補はあったのですが、なんとなく明るい場所で分かりやすいところにしたいなという要望がありました。

当初から「女性の方が入りやすいクリニックにしたい」という思いもありました。お車でご来院される患者さんが多くなるため、駐車場の入りやすさなどは重要なポイントでした。

次にあげるとしたら、クリニックの設計です。

クリニックを開院して診療をしていくとなると「院内の導線作り」はとても重要です。
導線が的確でないと全ての業務が非効率になってしまい、結果的にスタッフさんの負担が増えてしまいます。
患者さんがリラックスしてご来院できるような環境を追求することはもちろん、業務効率をあげるためのクリニック設計にはとても強いこだわりがありました。

建物も側面はガラス張りを採用して、閉鎖感がなく外から中がある程度見えることで、安心感を与えられるようにしました。おかげさまで女性の患者さんも多く、好評です。

建物が完成するまで、なかなかスムーズにいかないこともありましたが、最終的には概ね満足のいく形に仕上がったと思います。

 

掲げた理想に対しての成果

開業後から今日に至るまで

インタビューアー

実際、開業してみて、思い描いていた理想に対しての成果はいかがでしょうか?

川上先生

1年経ってみて、感じるのは、「患者さんが増えてよかった」という素直な感想です。

実は当院が開院したのは、2020年4月7日。この日は、福島県も対象にしまして全国的に新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が出された日でした。
開院日が類い希な恐ろしい時期に重なってしまい、誰も経験したことのない混乱の最中でそれはもう不安しかありませんでした。

蓋を開けてみれば、初日は60名以上の新規の方がご来院され、なんとかスタートをきることができました。

インタビューアー

コロナ禍で大変な中、素晴らしい成果ですね。

川上先生

嬉しい成果ではあるのですが、まだまだ課題は多いので、日々改善を図っています。

 

今後の課題や展望

人材確保・育成について

インタビューアー

現在はコロナ禍での診療となり、様々な課題に直面している医療機関さんは多いと思います。

かわかみ整形外科クリニックさんはいかがでしょうか?

川上先生

今一番の課題としては、人材確保・育成です。

現在、当院に勤務してくださっているスタッフさんは、小さなお子さんのいる世代の方が多いです。そのため、雇用者側である私たちとしては可能な限りスタッフさんの希望に応え「しっかりと休暇がとれる」「プライベートの時間を充実できる」ような環境作りが大切であると考えています。子供を育てるために働いている訳なので、その環境を確保することが私たちの役割だと思います。

スタッフさんとは定期的に面談をしながら、些細な悩みでも遠慮なく相談してもらえるように自分たちなりに工夫しています。今後は、継続的に求人募集を実施しながら、人員を十分に確保し、常に安定した余裕のある体制で診療を行っていけるようにしたいです。

診療体制について

おかげさまで日々、多くの患者さんにご来院いただいております。
患者さんの数が増えても、お一人お一人と真摯に向き合いながら、医療サービスの質をより向上できるように工夫していけたらと思います。

いまいメディカルグループへの今後の期待

インタビューアー

最後に、開業支援を振り返ってみて、「もっとこんなサポートが欲しかった」「今後、このようなサポートを期待している」というものがあれば、教えていただけると幸いです。

川上先生

開業前の準備に伴うサポートについては「満足」のひと言に尽きます。
新規開業時の最大の課題であった「土地探し」は、結果的にいまいメディカルグループさんの方で見つけてくれました。

思うような土地が見つからない中で、途中、実はもう諦めようかなと思ったこともあったんです。
でも、担当してくださった大場さんが本当に一生懸命に探してくださり、良い土地と巡り合うことができました。感謝しかありません。

また、内覧会を開催した時には、今井社長自らがチラシを配りながら、地域の方々に声がけをしてくださいました。今井社長のパワーに惹かれてか、今井社長に声をかけられた方は、面白いように中に入って見学してくださるのです。その一生懸命な姿がとても印象的で、心を打たれました。

開業後は、のだ東中央オレンジ薬局のスタッフさんとも充実したコミュニケーションを取らせていただいています。
社員の皆さん、本当に一生懸命な方々ばかりで、おかげさまで私たちもスムーズな連携のもとで日々の業務を行うことができています。

まだまだ始まったばかりのクリニックなので、今後も様々な困難が待っていると思います。
いまいメディカルグループさんのこれまでの実績を生かして、他のクリニックの取り組み(経営課題、実践してよかったことなど)を共有してくださると、とても参考になるのではないかと感じます。
今後も期待しています。

インタビューアー

川上先生、本日はインタビューのご協力、ありがとうございました。
今後、益々のご活躍とクリニックのご発展をお祈り申し上げます。

インタビューアー
株式会社MIRAIZU 企画担当

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