仙台消化器・内視鏡内科クリニック泉中央院 様
ご紹介
- ドクター:山岡 肇 先生
- 医院名:仙台消化器・内視鏡内科クリニック
- 標榜科:内科・消化器内科
- 開業:2018年
- 開業エリア:仙台市泉区・太白区
インタビューの内容
仙台消化器・内視鏡内科クリニック院長 山岡先生にインタビューのご協力をいただきました。
開業当時を振り返りながら、開業時に苦労されたことをはじめ、現状の課題や今後の展望をお伺いしました。
これから新規開業を検討されている方の参考になれば幸いです。
インタビュー開始
開業を決めたきっかけ
インタビューアー
それでは山岡先生へのインタビューをはじめさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
山岡先生
よろしくお願いします。
大学卒業後、勤務医として病院で仕事をしてきました。
日々の診療の中、消化器系の病気と闘う患者さんの姿を見て、色々と考えることがありました。
やはり消化器癌は『早期発見』が一番大事です。
しかし、内視鏡治療ができない段階で発見される癌患者さんが多いという、悲しい現状があります。
いくら手術の腕を磨いても、私が実際に執刀できる患者さんの人数には限りがあります。
そんな当たり前のことに、40歳を目前にしてやっと気がつきました。
消化器癌がもっと早期に発見できる仕組み作りをするべきでは?
この現状を変えるには、今からでも遅くない。そう感じたのが、私の開業の動機です。
開業時に苦労したこと
インタビューアー
開業時、とくに苦労したこと、大変だったことはなんでしょうか?
山岡先生
クリニックの開設場所探しには、とても苦労しました。
私の場合、駅前立地で広い物件というのが絶対条件でしたが、なかなか希望にあう物件には出会うことができませんでした。
自分で歩いて、目に入る看板などから不動産会社に手当たり次第にTELをしたり、web広告を出しているところにも同様のコンタクトを繰り返しました。「ここに物件を探している僕がいますよ、気が付いてね」と。
しかし、結果的に自力では目的の物件にはたどりつけず…。
その時、開業支援をお願いしていた今井社長が、1つ物件情報を持ってきてくれました。
それがこの、泉中央の物件です。
若干条件とは違っていたこともあり、すぐに決断はできませんでしたが、その物件や立地情報をあたらめて自分で調べてみました。
すぐ近くのカフェで半日時間を費やしながら、クリニック前の道路をじっと眺めてみたこともありました。
思いの外、車や人通りも多く「良い場所かもしれない」と思いました。
何より、今井社長が熱心に調査を繰り返して、私のために物件を探してくださったことが、とても嬉しかったです。
掲げた理想に対しての成果
開業後から今日に至るまで
インタビューアー
開業時に思い描いていた理想に対して、その後の成果はいかがだったでしょうか?
山岡先生
患者さんにより良い医療を提供できるよう、院内の内装にもこだわりをもち、スタッフが行き来する動線作りも徹底的に試行錯誤を重ねました。しかしながら、なかなか100点をとることは難しく「もっとこうすれば良かった」「考えが甘かった」という反省点はいくつか思い浮かぶものがあります。それらの反省は、今後の展開に生きていくと思います。
実際に開業してみると、開業は事前準備で90%が決まるんだなと感じることが多々ありました。手術などと同じなんだと。それからは何事にも準備にかける時間を大切にして、より良い成果を出せるように意識しています。
現状の課題や今後の展望
インタビューアー
現状はどのような課題をお持ちなのでしょうか。また、今後の展望をお伺いできたらと思います。
山岡先生
現状は、スタッフマネジメントと資金管理が当面の課題としてあげられます。そのため、決して医療機関だけに限定せず、医療以外の業界が取り入れている事例を積極的に経営に活用することを心がけています。
私は、クリニックは「常勤医師 複数人」が理想だと考えています。内科系クリニックも大規模化・分院展開の流れは進むはずであると考えます。実際、分院展開をする医療法人が出現しています。
確かに大規模化・分院展開は、医師にもスタッフにも、何より患者さんにとっても、関わるすべての方々に大きなメリットがあります。とくに都市部ではそういう開業スタイルが一般的になると考えており、その波には遅れずに対応していきたいと考えています。
いまいメディカルグループへの今後の期待
インタビューアー
最後に、開業支援を振り返ってみて「開業のサポートを依頼して良かった」と感じること、また、今後いまいメディカルグループに期待することなどあれば教えていただけると幸いです。
山岡先生
開業をまるっと一括でプロデュースして頂けることは、とても魅力を感じました。これまでの開業プロデューサーとしての実績が十分であり、物件、すべての関係業者さんの紹介、物品の選定などなどをすべて一括で請け負って頂くことができました。
門前薬局を運営していただくことにより、必然的に開業後も運命共同体となっていきます。クリニックの経営が、薬局の経営に直結します。私たちとの利害関係が明瞭であること、それに持続性があることはとても重要なことだと思います。専業の開業コンサルタントは、基本的には「開業」がゴールです。仕組み上、ここまでで利益の大半を生み出すことが多いと思います。一方で、いまいメディカルグループさんのようなサポート体制であれば、開業後も双方にとってメリットのある理想的なお付き合いが実現できると考えます。
今後、いまいメディカルグループさんへは、プロデュースしたクリニック同士の連携がさらに深まるような役割を期待しています。
最後に、個人的には、今井社長ご自身が創業者であることや、私と年齢が近いことも、選定の条件となりました。
私自身、開業前はいろんな不安や妄想に駆られることが多くありました・・笑
そんな状況下の中で、今井社長は気にかけてくださり、幾度となく根気よく対応していただきました。
距離が近く、気軽に相談できるところに、とても安心感を持つことができました。
今井社長と大場取締役の関係性を見て、僕が「羨ましいです」とお伝えしたときのこと。「先生も早く、大場のような頼りになる戦友を見つけられるといいですね、大丈夫、先生ならきっと見つかりますよ」とちゃんとフォローもしてくれました。
今井社長、僕も必ず右腕を見つけます。
インタビューアー
山岡先生、本日はインビューのご協力、ありがとうございました。
今後、益々のご活躍とクリニックのご発展をお祈り申し上げます。